宮本笑里 スペシャルインタビュー
ヴァイオリンを始めたきっかけは?
私は生まれて2週間でドイツに渡り、小学校に上がる頃日本に帰ってきました。ヴァイオリンは7歳から始めましたが、父(元オーボエ奏者:宮本文昭氏)からの勧めではなくて、習い事をしている友達に刺激を受けたのがきっかけです。ヴァイオリンを選んだのも、その音楽教室の中で先生が一番優しそうだったからです。
デビューされる時はお父様は反対されたんですか? ヴァイオリンを始めた時は猛反対でした。でも私が頑固に続けているのを見ていましたので、デビューする時はむしろ応援してくれました。もちろん父は音楽の世界でずっと活動してきたので、苦労話も含めて色々なアドバイスを分かりやすくしてもらえます。ただ、演奏に対するアドバイスは厳しいですね。身内なので仕方がないですけど(笑)
「NEWS ZERO」に出演されていらっしゃいますが、コンサートに来場されるお客さんに変化はありますか? デビュー当時から応援して下さっている方ももちろんですが、テレビを観て知ってもらった方が本当に沢山来て頂いているんです。
これをきっかけにクラシックにもっと興味を持ってもらえるといいなって思います。
番組出演で得ることは色々ありますか? まだはじまったばかりですが、刺激的なことが沢山あります。いろんなジャンルのアーティストの方のお話や演奏を聴けるのは貴重な体験です。先日もジェフ・ベックさんとお話でき、見聞を深めるいい機会を頂いていると思います。
クラシック以外のジャンルも演奏されますが…… 私の父親がクラシックだけじゃなくポップスの演奏をしているのを見ていて、すごく憧れますね。自分も将来は様々な音楽を演奏できたらいいなとずっと思っています。最終的には、私だからこそできる音楽を演奏するのが大きな目標です。
前回のアルバムでは作曲もされていますね。 作曲は今回初の挑戦で、「dream」という曲を作りました。この曲は、クラシックなテイストを折り込みながら堅苦しくなく、メロディが綺麗に聞こえるように意識して書いています。
ジェイドとのデュオもされています “Saint Vox”としてデュエットさせて頂きました。ジェイドさんの音楽は中学生のころから大好きでしたし、私があまり歌が得意ではないこともあって“あんな風に歌えたらいいな”って憧れていたんです。その後葉加瀬太郎さんが、セリーヌ・ディオンさんとデュエットしているのを聴いて「私もジェイドさんとこんな世界を作り上げてみたい」と思い立ったんです。それで今回、知り合いを通してジェイドさんに打診させて頂いたら、喜んで引き受けてくださって。今まで勉強してきたクラシック以外の方と、しかも憧れの方とデュエットする夢がかなった瞬間に、思わず鳥肌が立ちました。
ヴァイオリンは笑里さんにとってどんな存在ですか?
今、自分の気持ちや感情を一番正直に伝えられるのは、ヴァイオリンです。だから私にとってヴァイオリンは「私自身」だと思っています。
愛用のヴァイオリン「DOMENICO MONTAGNANA」についてお聞かせください。 私は中学生の頃初めて大人のサイズのヴァイオリンを買ってもらって、それ以来デビューしてからもそのヴァイオリンを使っていたんです。でも広い会場で演奏させて頂く機会が増えたり、CDの制作もするようになってスタジオで演奏しているうちに“もっとこんな音を出したい”という欲が出てきたんです。それをずっと悩んでいたときにお声をかけて頂いたのが、名古屋のCoCo壱番屋の創業者である宗次さんだったんです。このヴァイオリンはとても味のある音を出してくれるので、楽器から教えてもらうことも沢山あります。自分が“こう弾きたい”というだけではなくて、楽器が“こう弾いたら?”って教えてくれるんです。コンサート会場で演奏する時というのは、やはり緊張して自分が歌いたい(弾きたい)と思っている音色がなかなか出せないことが多かったんです。でもこの楽器を使っていると、自分が目指しているところにスッと持っていけることが増えたんです。その瞬間を味わえるのは心地いいですね。
プラハ・カメラ―タとの共演についてお聞かせください。 今回初めてご一緒させて頂きます。普段自分のリサイタルだと、私とピアノだけの編成がほとんどなんです。なので、なかなかできない大編成でのアンサンブルをとても楽しみにしています。それから、楽団によっても音色は変わってくるので、どんな音楽になるのか今からワクワクしています。
プログラムについてお聞かせください。 私からプラハ・カメラ―タにプログラムの希望を出させていただきました。今回はヴィヴァルディの「四季」に挑戦します。難曲と呼ばれる楽曲なのですが、きっとこの曲をやらせて頂ける機会もめったにないと思うので、楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。また、楽曲の解説を公演中にさせていただく予定です。よりお客様に身近に分かりやすくしたくて、普段の私のリサイタルでもさせて頂いてるんです。
クラシックを初めて聴きに来る人、若い方にどうコンサートを楽しんでもらいたいですか? 今回のプログラムは、曲目を見てピンとこなくても、聴けばわかるような楽曲が多いと思います。初めて聴きに来て頂ける方には、あまり難しく考えずに、私とプラハ・カメラ―タの演奏している風景や呼吸のようなものをまず感じていただけたらと思います。そして余裕が出てきたら、ヴァイオリンの音色やオケとのアンサンブルのかけ合いなどにも耳を傾けて頂ければうれしいです。
コンサートの見どころを
私にとってのキーワードは「難しすぎない」です。初めての方でも分かりやすく、充分に楽しんで頂ける内容にしたいです。プログラムではヴィヴァルディの他、バッハの協奏曲にも注目してください。2人のソロヴァイオリニストが室内楽をバックに演奏するのですが、これはなかなか他では見られないと思うので、2人のやり取りに注目してもらえると楽しめると思います。また、同じメロディーが何度か出てくるのですが、ソリスト一人一人の歌い方(弾き方)にも個性があると思いますので、じっくり聴いてみてください。
| もっと知りたい!宮本笑里に1問1答 |
| 普段どんな音楽を聴きますか?ヴァイオリニストだとマキシム・ベンゲーロフさんをよく聴いています。もう現役を引退されているので生の演奏が聴けないのは残念ですけど。CDはずっと聴いています。 ポップスだと、柴咲コウさん、夏川りみさん、松たか子さん、イーグルス、サイモン&ガーファンクルなどを最近聴いています。 |
| コンサートの前に必ずすることはありますか?最近は本番の朝にカレーを食べています。イチロー選手が試合の前にそうしているのを知って、コンサートがうまくいくジンクスになることを願って始めました。 |
| 美容で気をつけていることは?最近生活が不規則になりがちで、疲れが溜まりやすくなっています。そんな時はトマトジュースと青汁を混ぜたものを飲んでいます。そんなにおいしくはないです(笑) |
| 自分の性格は?基本的にはマイペースですね。また、ヴァイオリンを続けてこられたのは負けず嫌いだからだと思います。どこかでそういう強い気持ちを持っていないと、ヴァイオリン奏者の場合は難しいのかもしれませんね。 |
| 気分転換にすることは?料理を作ることでしょうか。練習の合間に作ると気分転換になります。生姜焼きとかオムライスなど、簡単なものをありもので作るのが好きですね。 |
| 名古屋の印象コンサートでは、お客さんの反応が暖かいです。あと、個性的で美味しいものがいっぱいありますね。 |
| 一番好きな名古屋メシは?手羽先です。 |
| -->旅行に行けるとしたらどこに行きたいですか?沖縄ですね。父が石垣島が大好きで、家族でよく行っていました。 |

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